ロシア語日記
Дневник о русском языке


このページでは毎週土曜日のロシア語講座の授業の中で出てきた話題を中心にロシア語学習者に有益と思われるものを提供いたします。

悪朗者


2014年2月14日

ソチオリンピックの開会式で赤い風船を追いかける女の子が登場しました。
その女の子の名前をNHKのアナウンサーはルボフちゃんと呼んでいました。
ロシア語の知識のある方ならわかると思いますがこれは実はリュボーフィちゃんです。
日本語に訳すと愛ちゃんですね。もともとのЛюбовьという名前を英語表記するとLyubov'またはL'ubov'となります。語末のvが無声化してfと発音することを考慮に入れるとL'ubof'となります。短いi(й)と語末の軟子音(ь)を表記する文字が英語にないためにアポストロフィ(')で代用することになり、英語の知識しかないアナウンサーにはルボフとしか読めなかったのでしょう。
ヨーロッパ式ではこれらをjで表記する方式がありますがLjubovjとすると英語しか知らない人にはますます混乱するかもしれません。

ジャンプ競技が行われている場所の名前をルースキーゴルキと呼んでいました。
これをロシア語で表記するとРусский горкиとなり、複数名詞に単数男性形の形容詞が使われているという変なことになります。
正しくはルースキエゴルキРусские горкиと複数形の形容詞が使われているはずなのですが、これを英語表記するとRusskie gorkiとなります。ここで気付くのはルースキエのキエの部分が-kieになっているためにこの部分が英語式にキーとのばして読まれたのだと思います。
ちなみに新聞ではルスキエゴルキと書かれていました。


2014年2月12日

ソチ五輪が開幕いたしました。冬季オリンピックの用語をまとめましたのでテレビのそばにおいてロシア語の勉強に役立ててください。

-> http://russian.jp/sochi2014j.pdf (日露)
-> http://russian.jp/sochi2014r.pdf (露日)
-> http://russian.jp/sochi2014_pdf.zip (圧縮ファイル)

2014年2月11日

2月3日の節分を前にした授業で1年前の同時期にみんなで作った節分に関する文章を復習しました。
日本文化を説明するのに覚えておくと有益な文章です。

Сэцубун

Сэцубун – это праздник встречи весны.
Разбрасывая бобы, говорят «Черти вон – счастье в дом.»
Надо съесть бобов столько, сколько Вам лет.
Еще надо съесть целиком ролл-суши молча, обращаясь на счастливое направление.

節分

節分は春を迎える行事です。
豆をまきながら「鬼は外、福は内」と唱えます。
豆は自分の歳の数だけ食べます。
更に恵方を向いて巻寿司を丸ごと黙って食べます。